体験的なもの

30歳過ぎてから海外留学してきた(その難しさとは)

30過ぎてからの海外留学はなかなか難しい

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もう何年も前になるが、30代に入ってすぐの頃に海外留学してきた。
滞在先はバンクーバーで、英語の語学留学という名目で1年ほど向こうにいたことがある。

実体験をもとに考えると、30過ぎからの海外留学はなかなか難しいと思う。僕みたいな境遇で行ってきた人は案外少ないんじゃないかな。

 

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留学の仕方は何種類かある

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留学と一言で言っても、ぱっと思いつく限り3通りある。
会社命令での留学ワーキングホリデーワーキングホリデー以外の3通り。

会社命令での留学は、会社に勤めながら将来有望な人を対象に、仕事の一環で語学だったり、MBAだったりを学ばせる目的で行ってくるもの。これは自分の意志でなかなか選択できるものでないので、以降話題からは除く。

ワーキングホリデーか、そうでないかは個人で選んで留学できるものだ。前者は留学中にバイトOKで、後者はNGで勉強のみとなる。

もちろんのこと、ワーキングホリデーの方が条件がいいのだから、そっちを選べばいいじゃんと思うのだけれど、残念ながら30歳過ぎるとこの選択肢は消えるのだ。

 

海外に滞在するにはビザ(査証)が必要

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海外に行くにはパスポートは必須となるわけだけれど、それ以外にビザというものがある。

ビザ(査証)
ウィキペディアによると「国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。多くの国では入国を保証するものではなく、入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部となっている。」だそうだ。

そう、滞在するためには基本的にはビザが必要となるのだ。ただし免除されている場合もある。免除は、国と国の仲の良さだったり、国の信用度による。

日本はとても恵まれている方。他の多くの国ではそうはいかないのだけれど、日本では海外旅行くらいの期間だと、ビザが要らない場合が多い。

それは日本国が他の国と仲良くしているからだし、犯罪目的で渡航する人はほとんどいないし、テロを起こすような人たちも近年はいないので、多くの他の国からその信用をもとにビザ免除になっている。
逆に他の国は多くの国にビザが必要だったり、行けない国すらあったりする。

話は戻るけれど、留学になると長い期間滞在することなるので、必ずビザがいる。さっきのワーキングホリデーは実はビザの一種なのだ。

ワーキングホリデービザは、取得できる年齢が各国定められていて、25歳未満だったり、30歳未満だったりする。ただし30歳を越えてワーキングホリデーができる国は無い。

 

30歳過ぎの留学 金銭面

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30歳を超えての留学が難しい理由の一つとして、金銭面がある。

ワーキングホリデービザは取れないので、海外に長期滞在するには就労ビザか、就学ビザが必要になる。

就労ビザというのは、働くことを目的としてたビザ。これは所属している会社経由での申請か、もしくは渡航先の企業に就職が決まっていてその会社からの申請でしか取れないという、大変厳しい条件なので、個人の選択肢としてはほぼ無い。

就学ビザというのは、何かを学ぶことを目的としたビザで、事前に渡航後に通う学校が決まっていれば申請できるというもの。
30歳を過ぎた留学は必然的にこの就労ビザになる。

さっきも書いた通り、就学ビザではバイトなどをすることができないので、貯金を切り崩しての生活になる。行く前に、滞在先で過ごすだけの十分なお金を貯めてからでないといけないのだ。(僕の行ったバンクーバーではどういうわけか、就学ビザのままバイトしているやつもいたみたいだが…。)

なお、就学ビザでありながら働いてお金を得る方法もあることを補足しておく。インターンシップを利用することだ。学校によってはインターンシッププログラムを用意しているケースがある。そこを通じて、そのコースを利用すれば、プログラムで用意された場所で限定的に働いて、ある程度のお金を得ることもできる。

 

実際にカナダに1年滞在してかかった金額は

僕が滞在したのは2009年から2010年にかけての一年間だった。

当時の為替レートでカナダドル1ドルが80円くらい。

今(2016年4月)は84円くらいのようなので、以下を1.05倍で見てもらえるといい。消費税が導入されたくらいのインパクトかな。

もちろん、生活の仕方によって必要な金額も変わってくるので、参考までに向こうでの生活を書く。

・滞在した1年間は全期間でホームステイを利用

・最初の半年はきちんとした語学学校に毎日通った。残り半分は安めの英語クラブ(前半の半額くらい)に通った

・旅行はどこにも行っていない。

・カフェでコーヒーくらいは飲むが、お酒を飲みに行ったりの贅沢は控えていた。

・渡航前のビザ等の手続含む

この条件で、まるっと1年間で

 

 

300万円

 

くらいかかった。

行ってから知ったことも結構あるので、最大限のケチケチ生活をしたら200万円くらいかそれ以下には抑えられるのかも。お金を安く浮かすテクニック的なものは後日書こうかしらん。

つまりこれくらいのお金を事前にためていないといけないのだ。
金銭面が難しい理由はこれ。

 

30歳過ぎの留学 仕事面

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もう一つ、30歳過ぎての留学が難しい理由は仕事面。

実際のところ、留学したいだけならば金銭面だけクリアすれば行ってはこれる。

でも30歳過ぎた大人なんだから、帰ってきた後のことも考えないといけないよね。それで直面するのが帰国後の就職の問題。

スキル的に見れば、留学前まで働いていた数々の技術や経験に加えて、留学中に得たスキル(語学だったり)がさらに加わるわけだからレベルアップのはず。胸を張ってアピールしたいところだ。

僕自身も、留学する前からもそう思っていたし、帰ってきて就職活動するまでは「スキルアップでもっといい仕事にレベルアップ」と考えていた。しかし帰ってきてみたらだいぶ事情が違った。

企業はそう見てくれないのが現実なのだ。

日本の企業から見ると、"1年間のブランク期間”とみなされてしまっていた。何社か受けた企業の面接でも、「1年間語学を学ぶために留学してきました」と言っても、思っていたのと逆で芳しくない反応。

語学は日本でも勉強できるじゃないというのが企業の言い分、そう言われてしまうとそうなんだけれど・・・。

だから就職活動にすごく苦労した。沢山の企業に応募しても書類で落とされることがほとんどで、ほんの一握りで面接に進んだけれど、結果はNG。もうダメかと思った。晴れてニートの仲間入りを覚悟した瞬間だった。

仕事面が難しい理由はまさにこれ。

帰ってきた後の就職で苦労すること。
「スキルアップと思うことなかれ、空白期間と思え」だ。

僕の場合は話に続きがあって、作戦を変えたり、幸運に恵まれたりで結果的に再就職できたのだけど、その話はまた今度。

 

まとめ

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30過ぎてからの海外留学はなかなか難しいが、できないわけじゃない。

2つの覚悟が必要。

・留学前に必要なお金や、滞在中の一切のお金を事前に準備できること
・留学から帰ってきての就職に覚悟ができる人

でも僕は結果的に行って良かったと思っているよ。
大変だったけれど、人生の中でたくさんの貴重な経験のできた1年だった。

だから、行ってみたいと思っている人は、是非ともこの2つのハードルを乗り越えて行って欲しい。いってらっしゃい!

 

おわり

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